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フェアウッド世界のニュース 第46号 2008年2月12日

2008年が明けて発覚した国内製紙業者による再生紙偽装関連のニュースを中心に取り上げました。2007年を表す文字「偽」の状況が改まるどころか、さらに深まる様子です。企業に責任があることはいうまでもないことですが、本当の意味での安全・安心を何に求めるのか、消費者の行動も問われているのではないでしょうか。



2008/2/1 FoE Japan プレスリリース:再生紙偽装の真相はいかに
国内大手製紙業者による再生紙偽装により、グリーン購入法に基づく古紙配合率が守られていれば伐採されることもなかったであろう森林が、一年間で東京ドーム485個分にもおよぶことがわかった(FoE推計)。また、古紙の代わりに使用されたバージン原料の中には違法木材の混入の可能性もあるという。一度失われた森林が元に戻るには100年かかる。再生紙利用により環境に負荷のかからないよう勤めてきた消費者の意識は裏切られたが、これを機に、需要の抑制とグリーン購入法の強化を唱えたい。
詳細はこちら
http://www.foejapan.org/forest/doc/080201.html


2008/2/1 日本製紙連合会:古紙配合率偽装問題、再発防止にむけて
製紙会社による古紙配合率を偽装発覚後、日本製紙連合会の会長鈴木正一郎(王子製紙会長)は2月1日、再発防止策を話し合う「古紙配合率検討委員会」を設けた。委員会では、当面検討すべき事項として(1)再生紙の定義・表示のあり方、(2)配合率の担保方法、(3)環境と古紙配合のわかりやすい説明、(4)各社におけるコンプライアンス強化への協力、の4点が挙げられた。(3)に関して、大学関係者やジャーナリストなど外部有識者の意見を取り入れるための「古紙と環境検証委員会」を設立し、同時に、製紙連がまとめる対策が十分かどうかを評価する諮問機関的な役割を担うこととなっている。
詳細はこちら
http://www.jpa.gr.jp/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000098-mai-bus_all


2008/1/29 EIA:ウォルマート製品に注意!
2008年1月、EIAは世界大手小売業者ウォルマートの木材製品について違法の可能性を公開した。家具製品から写真たてまで様々な製品を取り扱うウォルマートの木材製品の中で、人気商品『Simplicity』ベビーベッドなどが、ロシアで違法伐採されたであろう木材を中国にて製品化している可能性があるとしている。またウォルマートの木材調達方針などについても言及し、その「透明性」に疑問を投げかけた。
※EIA:Environmental Investigation Agency
詳細はこちら
http://www.eia-global.org/wallmart-report-v9.pdf
http://www.illegal-logging.info/item_single.php?item=news&item_id=2520&approach_id=8


2008/1/10 Guardian Unlimited:世界銀行によるコンゴ林業部門への資金投入
世界銀行は新たに6,400万ドルを投入し、コンゴ地域の林業体制と森林経営体制との再構築をこころみる方針を発表した。この方針をうちだした理由にはいくつかあるが、温室効果ガス削減への影響と森林に住む原住民の保護が主なものとなった。このリフォームにより、これまであまり配慮されなかった、森林を糧に生活する原住民(Pygmy)の生活環境を守りつつ、温室効果ガス吸収率の高い熱帯林を広く持つコンゴ地域でのCO2削減影響の増大が期待される。
詳細・関連リンクはこちら
http://www.illegal-logging.info/item_single.php?item=news&item_id=2489&approach_id=8
All Africa ニュース
http://allafrica.com/stories/200801230501.html
DFIDプレスリリース
http://www.dfid.gov.uk/news/files/pressreleases/use-legal-timber.asp


2007/12/17 Wired Vision Environment:メキシコ、温暖化対策で世界のリーダーに
政策調査団体ジャーマンウォッチ(GermanWatch)の出した2008年度版『気候変動実績指標』(国別の温室効果ガス排出とその対策とを評価しランキングで表したもの)において、メキシコがスウェーデン、ドイツ、アイスランドに次いで第4位となった。これは、2006年末に就任したカルデロン大統領による気候変動対策への積極性と、首都メキシコシティのエブラルド新市長による温室効果ガス削減計画が大きく影響しているとみられている。現在、再生可能エネルギーの利用とエネルギー効率の向上、植林を推し進め、2007年中の植林本数は2億5千万本を目標としているという。メキシコは精力的な取り組みを開始したことで、国際的な発言力を得、発展途上国の手本となるはずと期待される。
詳細はこちら
http://wiredvision.jp/news/200712/2007121723.html


2007/12/13 Rainforest Alliance:FSC-CoC認証、ゼロックス社が世界最大規模となる17ヶ国、77の流通拠点で認証取得
ゼロックス社は北米・欧州17カ国でFSC CoC認証を取得した。現時点で1社が取得している流通範囲として地理的には最大規模。これには取得消費者の「持続可能な購入」への意識が高まり、認証製品の需要が増加していることが背景にあるようだ。「ゼロックス社にとって持続可能性は語るだけでなく、行動に移し、実施していくもの。FSC認証取得はそういった我々の努力の重要な一歩である。」と副社長のシンプソン氏は語る。2008年初めには、FSC認証紙の販売を開始する。
FSC:森林管理協議会(Forest Stewardship Council)
CoC:流通・加工認証(Chain-of-Custody certification)
詳細・関連リンクはこちら
http://www.rainforest-alliance.org/news.cfm?id=xerox_fsccert
http://www.fsc.org/en/

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