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本サイトでは、国産、および北米、南米、北洋、南洋、アフリカ、NZ・豪州、そして中国の世界各地から輸入される合計100以上の樹種について、「五十音順」、「産地別」、「用途別」、「一覧表」の分類にて紹介しています。

各樹種の環境性能は、それぞれ違法伐採リスク、伐採地の環境負荷リスク、樹種の貴重性、耐朽性、輸送による負荷という5つの指標から評価しています。評価の定義、指標について下記にまとめました。

 ・評価尺度定義表
 ・産地別森林環境負荷リスク評価指標
 ・参考資料

 また、評価における各項目の採点基準、定義などについて説明します。
  • 環境評価レーダーチャートの各評価座標軸は、外側から順に全てA, B, C, D, Eの5段階のスケールとしてあり、各軸とも拡大方向が望ましい状態を示しています。
  • 産出国・地域が複数になる樹種において、国・地域毎に一部の環境評価項目区分ランクに明らかな差異がある場合は、レーダーチャートを別々に分けて表記しています。
  • 各区分のランク順位については、各評価項目の区分ランクを上位順にA, B, C, D, Eに、元データをベースにランク分けをしています。
  • 区分評価に用いた元データの出展は、各々「表1.各区分の評価尺度定義表」及び「表2.伐採地森林環境負荷区分の評価指標」に明記しています。
  • 「違法伐採リスク区分ランク」の評価は、WWFの国別違法伐採比率推定値(%)を参照していますが、引用資料に記載されてない産出国については、問題なしとしてAランク扱いとして区分ランク分けしています。
  • 「伐採地環境負荷リスク区分ランク」の評価は、4項目のサブ評価項目((1)保護価値の高い森林伐採、(2)森林生態系に影響ある天然林皆伐、(3)森林植生回復、(4)地域住民との紛争対立地域の伐採)の評点(1〜3点)の合計点により区分ランク分けしています。
  • 「輸送負荷区分ランク」の評価は、原木産出国・地域から日本(東京起点)までの概略直線距離をベースに区分ランク分けしています。
  • 「絶滅危惧リスク区分ランク」の評価は、IUCNのレッドデータブック(1994)カテゴリー評価をベースに区分ランク分けしてあります。
  • 樹種の物理特性項目は、元データのまま各樹種詳細ページに表を記載していますが、その特性項目中で、耐朽(耐腐朽)性を環境評価項目として、4つの環境評価項目(違法伐採・伐採地環境負荷・樹種の絶滅危惧・輸送負荷)と合わせてレーダーチャートに表記しています。
 表1 評価尺度定義表
評価区分 評価座標軸
及びその説明
区分評価ランク
A B C D E
違法伐採
リスク区分
違法伐採の割合
(%)(注1)
10%未満 10%以上 30%以上 50%以上 70%以上
伐採地
環境負荷区分(※)
産地別森林環境負荷
区分評価指標(表2)に基づく合計スコア
=(1)+(2)+(3)+(4)
11〜12点 9〜10点 7〜8点 5〜6点 4点
輸送負荷区分 東京起点とした
原木伐採地までの
直線距離(注2)
1,000km未満 1,000km以上 3,000km以上 6,000km以上 10,000km以上
樹種の
絶滅危惧リスク
区分
IUCN Red Databook 1994 Categories & Criteria (Ver2.3)(注3) LR/LC LR/CD&NT VU EN CR
IUCN Red Databook Category(日本版) カテゴリー外 準絶滅危惧 絶滅危惧やや高い 絶滅危惧高い 絶滅危惧非常に高い
耐朽性区分 樹種の耐久性(注4)
極大 極小
注1 WWF, Scale of Illegal Logging around the World, 2004
注2 ウッドマイレージL(リニア―)準拠
注3 LR=Low Risk, LC=Least Concern, CD=Conservation Dependent, NT=Near Threat, VU=Vulnerable, EN=Endangered, CR=Critically Endangered
注4 木材活用事典


樹種一覧表のデータに関する注釈
1)収縮率は平均収縮率(含水率1%の減少にともなう収縮率)で示し、※印は全収縮率(生材から全乾までの収縮率)で示す。
2)強度、曲げヤング係数のデータは含水率15%に調整した値
 表2 産地別森林環境負荷リスク評価指標
区分評点 3点 2点 1点
(1) 保護価値の高い森林
(HCVF)(注1)伐採リスク
当該樹種の原産地には指定地域は含まれない、または、指定地域に含まれていても域内の森林で木材生産(伐採)は行われていない。 当該樹種の原産地には指定地域が含まれており、域内の森林で一部木材生産(伐採)が行われているか、木材生産用の対象地に一部割り当てられている。 当該樹種の原産地には指定地域が含まれており、域内の森林で大規模に木材生産(伐採)が行われているか、木材生産用の対象地に大規模に割り当てられている。
(2) 生態系への影響ある
天然林(注2)伐採リスク
当該樹種の原産地では、生態系を撹乱する大規模な天然林伐採はない。 当該樹種の原産地では、生態系を撹乱する大規模な天然林伐採が一部で行われている。 当該樹種の原産地では、生態系を撹乱する大規模な天然林伐採が広く行われている。
(3) 伐採前の森林植生への
回復リスク
伐採前の植生への回復はおおむね良好 伐採前の植生への回復が不良な林地が一部見られる 伐採前の植生への回復が不良な林地が多く見られる
(4) 地域社会との
紛争・対立地域リスク
当該樹種の原産地では、過去10年間に地域社会・住民(先住民含む)との森林開発・伐採に係わる目立った紛争・対立は報じられていない(注3) 当該樹種の原産地では、過去10年間に地域社会・住民(先住民含む)との紛争・対立が一部の地域で報じられている。 当該樹種の原産地では、過去10年間に地域社会・住民(先住民含む)との紛争・対立が多数の地域で報じられている。
注1 保護価値の高い森林とは、Global 200(WWF)、Intact forest map(WRI)、Biodiversity Hotspots(CI)、Biosphere Reserve(UNESCO)のいずれかに指定されている地域内の森林とする
注2 「生態系を撹乱する大規模な天然林伐採」とは、天然林における木材生産(伐採)により野生動植物の個体数や種の多様性が顕著に減少している状態
注3 「報じられている」とは、過去10年間の報道・研究報告などで紛争・対立が明示的に取り上げられていること
 参考資料
1) 須藤 彰司, 新輸入原木図鑑, (社)全日本検数協会, 1996.
2) 須藤 彰司, カラーで見る世界の木材200種, 産調出版(株), 1997.
3) 岡野 健, 木材表示推進協議会 規程集, 木材表示推進協議会, 2005.
4) 繁沢 静夫, 米材樹種ガイド, (株)日刊木材新聞社, 1997.
5) Friends of the Earth, Fauna & Flora International, Good wood guide, 2002.
6) 木のデザイン図鑑, (株)エクスナレッジ, 2001.
7) 建築知識2005年5月号, (株)エクスナレッジ, 2001.
8) Aidan Walker, 乙須 敏紀 訳, 世界木材図鑑, 産調出版(株), 2006.
9) Nick Gibbs, 木材活用ハンドブック, 産調出版(株), 2005.
10) (財)日本木材総合センター, 木材の基礎知識(改訂版), 2001.
11) WWF, Scale of Illegal Logging around the World, 2004
12) 木材活用事典
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