既存の法律と規制を用いれば、違法伐採木材の貿易を規制できる可能性がある。違法製品
すべてのEU加盟国は、窃盗品に関する法律を持っており、ほとんどの場合、海外で盗まれたものにも対応する。この法律によって、地元住民の所有権が法的に認められている土地、及び保護地域からの木材輸入を停止するための法的手段を提供できる。
- EU政府は、窃盗に関する法律の下で裁判を開始するため、生産国政府または土地所有権のある住民を支援すべきである。
マネーロンダリング
すべてのEU加盟国はマネーロンダリングに関する法律を持っている。もし違法伐採と違法木材の貿易が加盟国の法律において犯罪行為であれば、EU域内で預金または処理された場合、マネーロンダリングに関する法律の対象になりえる。
- EU政府は、銀行、会計士、弁護士など、犯罪行為を間接的に取り扱うことになる機関に対し、林産業(とりわけ違法伐採が蔓延している国)に関係する顧客はマネーロンダリングに関わっている可能性があることを周知・指導すべきである。
CITES
ワシントン条約(CITES)は、限られた樹種にしか適用できないが、違法木材の貿易を規制できる国際的枠組みである。
- CITESの輸出許可証の正当性を輸入地点においてチェックするための一貫したアプローチが採用されるべきである。
- EU政府はCITES付属書により多くの樹種を登録するよう試みるべきであり、CITESのAppendix IIIに、より多くの樹種を登録するよう生産国に働きかけるべきである。
OECDガイドライン
多国籍企業のためのOECDガイドラインは、企業には拘束力がないとはいえ、署名した政府には拘束力があり、潜在的に関係がある。
- 各国事務局は、その国に存在する林産企業に対してガイドラインの導入促進および実施状況の評価を行い、その結果を公表できるようにするべきである。