ジューテック(東京都、足立健一郎社長)が4月から販売を始めたFSC認証合板が、中京圏のホームセンター(HC)を中心に需要を広げている。輸入元のトーヨーマテリア(東京都、工藤恭輔社長)はこれまでにインドネシアから薄・中厚合板800立方メートル強を入荷、このうち約400立方メートル強がジューテックを通じて販売された。新商品の販売ペースとしては好調な滑り出しで、今後、月間300立方メートルの販売を目指していく。
同社はISO14001を取得し、環境配慮型商品に力を入れている流れから、FSC認証品を取り扱っている。森林認証は、日本では認知度も需要もまだ低い。そのため同社では品質を一等品に絞り、FSC認証品イコール高品質というPRを展開。
販売も、すでに従来品で実績の多かった中部圏のHCから進めた。価格は従来品より割高となるが、品質の良さが認められ徐々に需要が広がっていった。愛知など中部4県を皮切りに、北陸3県及び滋賀まで、HC4社65店舗に販売網を広げ、4月から現在までに158山(316立方メートル)を販売。現在、首都圏からも感心が寄せられており、来年は首都圏のHCの店舗にも並ぶ見通しだ。
また、9月の同社展示会でも認証合板をアピールし、ジューテックの営業所の関心を集め、新たに5営業所で扱うことが決まった。今後は一般の建材ルートでも販売が伸びていく見通し。HC向けとルート向けの販売で、月間300立方メートルを安定していくことが当面の目標。環境配慮型であることで製品を選ぶ流れはまだないが、「FSC認証品の品質は良い」という印象は定着しつつあり、当初の販売戦略が功を奏した格好だ。品質を切り口に流通量を増やすなかで、持続可能な森林管理の重要性を日本のユーザーに広く浸透させていく方針。
製品は、トーヨーマテリア経由でイントラカウッドとエルナから供給されるほか、今後は伊藤忠建材経由でアラス・ハルジョンティンバーの認証品も扱っていく。FSC認証製品は持続可能な森林管理のもとに生産されるため、1社の生産量には限界もある。そのため供給先を広げ、認証製品の割合を増やしていくとしている。
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